あらいぐまの視点で考えてみると


昨日ブログで書いた、

あらいぐまが畑のトウモロコシを食べてしまう問題。

農家の視点で見れば、大事な商品があらいぐまに食べられ

商品を売ることが出来なくなるため、電柵を張り巡らせ、

ターゲットに電気的衝撃与え商品を防御する。

これを、あらいぐまの視点で見るとどうなるだろうか?

あらいぐまも異国の地で生き抜く為に、

食べ続けていく必要がある。

そして、気温が35度を超える外気温は、

あらいぐまにも辛い気温だろう。

だから、トウモロコシの様に水分が豊富で、

甘みがある野菜を食べたいのではないだろうか。

自分たちが行き続ける為に。

昨日畑を荒らしたあらいぐまは、

また、同じ畑に食べにきただろう。

そして、昨日までなかった電柵に触れ、

かなりの電気的ショックを受け退散するだろう。

それから、そのあらいぐまはどうするだろうか?

きっと、他の畑に行き、

自分たちが食べられるものを探すだろう。

そして、今度はそこの農家が防御をする。

あらいぐまが生き続けようとすればするほど、

農家は防御の対策を行う必要に迫られる。

あらいぐまと人間のいたちごっこになる。

奇跡のリンゴの木村さんの本に、

おもしろいエピソードが書いてあったのを思い出した。

それは、木村さんのトウモロコシ畑がタヌキに荒らされ時、

当初木村さんは、タヌキを捕まえるトラップをしかけたという、

そして、実際にトラップにかかったタヌキを見たとき、

木村さんは「かわいそう」と思いそのまま離した。

そして、木村さんは次の日から、

出荷できないトウモロコシを

タヌキたちが食べるように畑に置くことにした。

そしたらなんと、タヌキたちは置かれたトウモロコシだけを食べ、

畑のトウモロコシには一切食べることはなかったという。

この木村さんのタヌキを思う心が、

きっとタヌキに通じたのだと思う。

とある本に、「愛」からの行動をすれば、

問題を解決することが出来ると書いてあった。

きっと、木村さんはタヌキの問題に対して

「愛」の視点から考えた結果、

畑にトウモロコシを置いたのだろう。

今、主力商品のトウモロコシが売れなくなるという、

経営に直面する問題を見ていると、

今すぐに木村さんのような行動をすればいいいと、

農家のオーナに簡単には言えないが、

いつかはそういう関係になれればいいのではと思う。

あらいぐまだって

今を一生懸命生きているのだから。

今日も1日ありがとうございます。


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