引き続き、本田健さんの
”ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカ編”
この本の中でメンターのハリーがケンに伝えた言葉で、
「この世のに起きていることは、
ポジティブでもネガティブでもない、
ただ中立なだけだ。」
というフレーズがある。
結局、この世の中で起きる事象自体には
事実だけがあって、そこには良きも悪きもない。
良いも悪いも人の感情が感じていることだけ。
例えば、最近また増えてきた地震。
この地震だって、地震そのものは現象でしかなく、
それに不安や恐怖の感情を感じているのは人間の感情。
その地震に対して、自分の感情を感じることなく、
ただ不安や恐怖という感情だけで捉えてしまうと、
地震が起きることを日々の日常の中で恐れ続けたり、
もう関東には住んでられないといって移住をしたりする
行動になるのだと思う。
でも、結局のところ地震はいつ何処で発生するのかは
誰も知る由がない。その解らない事を不安に感じて、
日々過ごしたり移住をしても、地震は起きるときには起きる。
結局、地震の不安や恐怖から逃げることが
できないという事になる。
たぶん、地震に不安や恐怖を感じるのは、
人間の”生きたい”という本能欲求から感情だと思う。
逆に捉えると、地震により生きる事が脅かされるという思い。
そう感情を捉えることが出来ると、
単に地震が怖いという考えではなく、
地震が起きたときにどう生き続けるか?という視点になる。
その事に気づければ、家の中の防災対策を準備したり、
地震が起きたときの避難経路を事前に考えたり、
色々な対策を施すことができる。
そして、その対策を出来るところまでやったら、
後は地震は起きるものということを受け入れるしかない。
単に恐れるのではなく、自分の不安や恐れの感情と向き合い、
その感情から具体的な行動を見出していく。
その為にも、
この世で起きることを良い事・悪い事という
直ぐに2つの視点だけで見るのではなく、
その事象を中立に捉え、
その時に自分が感情をどう感じているのか?
その感情に気づくがとても大切なのではないだろうか。
人間の科学がどんなに発達しても、
1分先の未来を予測することすらできないだろう。
もしかしたら、1分先に大地震が起きるかもしれないし、
1分先にとてもハッピーな事が起きるかもしれない。
その、1分先がわらないから不安と感じるのか、
1分先がわからないからこそ、人生は楽しいと捉えるのか、
それはその人が選択できること。
たぶん、後者を選択出来るようになると、
いま、この時を大切にしていこうと思えるのだろう。
ハリーが言いたいのはこういう事なのかなと思う。
ユダヤ人大富豪の教え ―ふたたびアメリカへ篇/本田 健
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今日も1日ありがとうございます。
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