里山とは 【今里山が必要な理由】

再び本で気づいた事を書いて行きます。

8/100冊目(去年累計59冊目)

【タイトル】

 いま、里山が必要な理由

【著者】

 田中 淳夫
 
【本を読む目的・キーワード】

 ★里山の現状

  火の使い方
    
  森林と癒し

【感想】
 今回は実務的な本。
 
 里山の定義は

 自然と人間が共存している場所の事をいう。
 
 山があり、川があり、
 
 畑があり、集落がある。

 そんなよき昔の田舎を
 
 イメージするのではないだろうか。
 
 
 少し前の記事でも書いてきたけど、
 
 今も里山では環境破壊の問題がある。
 
 経済が成長している当時は、
 
 ニュータウンの開発、ゴルフ場の開発など、
 
 農地より規制が緩いため、
 
 多くの山が削られ造成されてきた。
 
 そして、今の都市集中型の社会、高齢化

 その結果の過疎化と放棄。
 
 
 聞いた話によると、
 
 とあるニュータウン地区では、
 
 多くの人が高齢化になり、
 
 山の上にある不便さを理由にして街を後にして、
 
 小型動物の住みかになっているとか。
 
 
 ニュータウン以外にも森も生態系が崩れている。
 
 移入種のもうそう竹が破竹の勢いで生長し、
 
 植林した多くの杉が放置され、
 
 山に光りが入らなくなることにより、
 
 森の大地の生態系が崩れる。
 
 木の根は弱くなり、土砂崩れが起こりやすく、
 
 土の中の昆虫、微生物の循環も崩れている。
 
 開発の時よりも放置の方が問題が大きいと思う。
 
 
 最初にも書いたけど、里山の定義は、
 
 人間と自然の共存の場所。
 
 最初は自然の中に人間が入り込み、
 
 開墾・開発をして住みついた場所。
 

 「人間が自然に関与した場所は、

      自然に戻すことはできない。」

 これは今働いている農家のオーナーの言葉。
 
 
 1度自然界の場所にに手を入れたなら、
 
 最後まで人間が管理をしていく必要がある。
 
 一時のブームだけで開発をして、
 
 飽きたら放置してしまうようでは、
 
 自然界の生態系がどんどん崩れていく。
 
 そして、そのツケはどこにまわっていくのか。
 
 その事を今の大人が考えていく必要があると思う。 
 
  
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