再び本で気づいた事を書いて行きます。
8/100冊目(去年累計59冊目)
【タイトル】
いま、里山が必要な理由
【著者】
田中 淳夫
【本を読む目的・キーワード】
里山の現状
火の使い方
★森林と癒し
【感想】
ハイキングや登山、近くの公園、
ちょっとした森に入ると気持ちがいいと
感じることがありませんか?
これは、木々の緑の優しさ、
ひんやりとした空気の感触、
樹木が発するフィトンチッドという
香りなどを五感で感じるから。
森や山に入る事で、日常の社会から少し離れ
森の自然空間を五感で感じることができたとき、
人の脳波はα波状態になりリラックス出来るのだと思う。
ドイツでは、19世紀から
クナイプ自然療法という方法があり、
バートウェーリスホーヘンという所で、
長期滞在をしながら自然とふれあい、
自然の食事を食べる事で、
人が癒されていくという。
いま、日本では年間約3万人の人が自ら命を絶っている。
そして、里山では都市集中社会による人の流出と高齢化などで、
人離れが進み、山は森などの自然環境が破壊されつつある。
この現実にとても矛盾を感じる。
ボロボロになった心を、
自然の中で癒すことができたなら、
その人は、
きっと自然に興味を持つだろう。
自然に興味を持ったらな
次に環境の問題も見えてくるだろう。
そうすれば、自分が生きているときに、
やれる事が沢山あることに気づくだろう。
これが僕が農業をするきっかけでした。
今の日本に必要なのは、
バートウェーリスホーヘンのような
自然と共存している事を意識できる
場所が必要なのではないだろうか。
いま里山が必要な理由/田中 淳夫
¥1,470
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コメント
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人は、地球の自然環境がないと、生きていけないのに、あまりにかけ離れた環境で、過ごすことに慣れてしまったよね。
慣れすぎてしまった。
慣れというのは、ほんとに怖いもので、自然なんてなくたって生活できるし、そのほうが楽ぐらいまで、思っちゃうから怖い。
普通に考えて、自然の恩恵なしに生きてはいけない生物なのだから、「かけはなれた」ところに居たら、病気になるのが当たり前なんだと思うんだ。
感謝もせず、ただ楽に楽に便利に快適にと生きているんだもの。
なんでもお互い様なんだよね。
一方通行は、病気になるんです。
いただいたおひさまの感謝をする
いただいた酸素の感謝をする
いただいた水分の感謝をする
そしてできる限りのことを成す
それで初めて 自然に癒されることができる
これが お互い様というものです。
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>空さん
そうか~
自然に感謝が出来るから、
自然から癒される。
お互い様の関係なんだね。
例えば、自然に意識が
無い人が登山をしたとしたら、
きっと、つらい、無駄、
靴が汚れる・・とか言うだろうね。
それでは絶対に癒されないよね。
いま心の病気になると、
もれなく沢山の薬をもらえる。
もちろん、薬も必要だけど、
薬という科学的なものを使い、
不自然に心を治すのではなく、
自然の中で自然と
心の癒していくことが
必要だと思うんだよね~。
その為には、
まず自然に興味をもち、
自然に感謝が出来ること。
まずはそこからだね。
素敵なコメントありがとう!!