100m四方の場所に167人 【日本の田舎は宝の山】

10/100冊目(去年累計61冊目)

【タイトル】

 日本の田舎は宝の山

【著者】

 曽根原久司
 
【本を読む目的・キーワード】

  開墾の楽しさ

 ★人工密度の違い
    
  都市農村交流事業とは
  
【感想】
 この本の中で、
 
 山梨県増富地区の事が出てくる。
 
 山梨県増富地区は甲府の北側に
 
 位置している山間にある、
 
 とても景色がきれいな里山。
 
 僕もバイクで何度も行ったことがある。
 
 
 この増富は限界集落となっていて
 
 増富は1万ヘクタールの広さに対して、
 
 600人の住人しかいないとのこと。
 
 ちなみに、
 
 東京世田谷は6000ヘクタールに対して
 
 100万人が住んでいるという。
 
 1ヘクタール(100m四方の面積)に
 
 約167人が住んでいる計算になる。

 起伏が激しい山間の山里より、
 
 平坦な関東平野に人が住むのは
 
 あたりまえだとは思うけど、
 
 都市に人が集中しているのだと思う。
 
 
 いまある地方では過疎化になっている。
 
 なぜ過疎化になってしまうのか?
 
 恐らく、その地区で仕事がないからだと思う。
 
 では、どうして仕事がないのか?
 
 それは、2つの理由があると思う。
 
 ①.林業・農業などでは生活出来る収入にならない
 
 ②.仕事(サービス)を提供する人がいない
 
 林業や農業、自然の相手のでは収入にならず、
 
 地区に人がいないから仕事がなく、
 
 仕事がないから人がいなくなる。
 
 完全に悪循環に陥っているのだと思う。
 
 
 この過疎化の問題を解決するのには、
 
 ①の事業で収入を得られるようにするか、
 
 地区に人が来るような新たな3つめのモデルを構築して、
 
 人が来るようになれば、②の仕事が成立してくると思う。
 
 
 人が過密化する都心ではなく、
 
 人が過疎化している農村に、
 
 仕事を構築していくことが、
 
 今の日本の理想だと思う。
  

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コメント

  1. より:

    SECRET: 0
    PASS:
    林業が廃れてしまったからね。
    日本の林業が、うまく活性化すると、もうすこし里山の若者の働き口ができるんじゃないかな。
    働き口が出来ると、人が住まうから、経済も活性化するしね。
    とにかく安いからといって、外材を輸入するというスタイルを、やめないとうまくいかないよね。

    食材にしてもそうだけど、安いからという理由で購入するのは、どこか歪む。
    購入根拠も生産方法も、「お金」中心になるからかな。
    自然を相手にするものに対し、「お金」中心のサイクルがメインになってしまうと、やはりどこかおかしくなるように思う。

    なぜなら、人は、自然と繋がれるけど、お金は自然とは繋がらないものなんだよね。

    多くの人が、地球規模で何が今必要で、その中で、自分が何ができるのか?を いまひとつ考えてもらえたらな、と思う。
    「お金」が欲しいから、という観点を少し離れてね。
    うちも今、お金ものすごく無いから、でかいことは言えないんだけどね(笑)

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >空さん

    そうだね~

    お金自体には価値がなくて、
    価値はその先にあるんだよね~。

    だから、お金を中心にしてしまうと、
    いろいろと歪みがでてくる。

    お金は、その先にある価値を
    じっくり考えてから使う必要がある。

    これからの子ども達が
    豊に生きていくためには
    土台となる地球環境が必要で
    その環境を維持することは、
    とても価値があることだと思う。

    まあ、僕もお金が無いから
    えらそうな事は言えないけどね。

    それでも、今は幸せだといえるから、
    まあいいか(^O^)/

    コメントありがとう。

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