メンタルヘルスのマネジメントでは2・・【会社組織が蘇る。職場系心理学】

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【タイトル】

 会社組織が蘇る。職場系心理学

【著者】

 監修:衛藤信之

 作画:ナカタニD

【本を読む目的・キーワード】

 心を学ぶことで

 会社組織と成果主義

 社内でのコミュニケーション

 ★企業のメンタルヘルス対策

  交流分析

 勝ちと負け

 価値観の対立

 3日の命

【感想】

 うつ病のとき、
 
 正しい判断は出来ない状態になるし、
 
 その判断が出来ない自分が嫌になる。
 
 だから、相手に決断を求めるアプローチは、
 
 よくないと思う。
 
 
 自分自身が病気になった時に、
 
 彼に圧力をかけつつ決断を
 
 迫ったアプローチの愚かさに
 
 気づいた時でもあった。

 
 今から思うと、当時の会社で配られた、
 
 部下の為のメンタルヘルスマネジメントのマニュアル。
 
 そのマニュアルには、上司として、
 
 言ってはいけないこと、やってはいけないこと、
 
 病気になった部下の復職までのアプローチ手順、
 
 そんな事が沢山書いてあった。
   
 でも、そこには、
 
 部下の心を知ること、部下の心をくむことなど、
 
 ましてや真摯に相手の話を聞く必要など、
 
 上司という人間として大切な事は、
 
 一切書かれていなかった。
 
 
 そう考えると、
 
 あのメンタルヘルスマネジメントは、
 
 社員のメンタルヘルスのことではなく、
 
 メンタルヘルスが崩れた社員と
 
 企業がどうやって付き合っていくのか、
 
 そんなマネジメントだったのではないだろうか。
 
 
 メンタルヘルスマネジメントとして、
 
 心の問題を知り勉強することはいいことだと思う。
 
 
 でも、人間1人1人の心の状態は全て異なり、
 
 人のメンタルヘルス(心の健康状態)を、
 
 知識だけでマネジメント出来るものではない。
 
 
 マネジメントという知識だけで、
 
 心の病気になった人に向き合うと、
 
 多くの人はアドバイスをしてしまうと思う。
 
 なぜならば、
 
 人はせっかく学んだ知識を使いたくなるから。
 
 昔の僕もそうだった。
 
 でも、それは自己を満たしたい欲求だけであり、
 
 そのアドバイスは、メンタルが崩れた人からみれば、
 
 自己否定感につながっていくことにもなる。
 
 
 
 メンタルが崩れた人に1番必要なことは、
 
 その人のメンタルヘルスをマネジメントすることではなく、
 

 その人の今のメンタルヘルス(健康状態)を知ること。
 
 そして、今の心の状態に寄り添っていくこと。
 

 その為に、マネジメントはとりあえず無視をして、
 
 相手の話をじっくり聴くところから、
 
 始めることなのだと思う。
 
 

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