1mのジャンプ力がある、
にわとりが越えられない、
高さ10cmの出口の段差。
にわとりにとって、その段差は、
それなりに足を上げなければ超えられない高さであり、
また、ジャンプして超えるまでの高さでもない
中途半端な高さ。
この中途半端さが、
にわとりの自由への1歩を拒んでいる。
でも、ある条件になると、
にわとり達はその段差を
ぴょんぴょん乗り越えてきます。
その条件はなんだと思いますか?
そうです。
にわとりが食べたいと思う
餌が外側に与えられたときは、
10cmの段差を軽く越えてきます。
きっと、そこに段差があることさえ、
気づいていないという感じで。
これもやっぱり人と一緒だな~と感じます。
にわとり達にとって、鶏舎の中は安全地帯。
餌と水も貰えるし、同じような仲間がいるし、
何より外敵に襲われる恐れもない。
でも、そこは何の変化がない枠の中の世界。
そして、枠の出口にある、
越えられるはずの10cmの段差、
出たいと思っても、この段差であきらめてしまう。
でも、枠の外に自分が目指すものが見つかると、
その10cmの段差は軽々越えていける。
枠の外にあるにわとり達の餌は、
人間にとって夢や目標になるものだと思う。
人間も自らが目指す夢や目標を定めると、
きっと常識という枠と、その出口にある段差を
自らの力で乗り越えていけるのだと思う。
ただ、にわとりと人間では異なる点が1つだけある。
それは、外側の餌を与えれるまで待つのか、
それとも、自ら見つけだすものなのかということ。
にわとり達は、
外側に餌を与えられてから段差を越えようとする。
しかし、人間の場合は、
自分の夢や目標を外側から与えられることはない。
だからこそ、自ら外側へ夢や目標を先に定める必要がある。
その為に、人間には創造を司る脳の前頭葉が与えられていると思う。
にわとりのような生き方をするのか、
それとも人間らしいの生き方をするのか、
鶏舎の中で仕事をするときに、
いつも感じるところです。
コメント
SECRET: 0
PASS:
にわとりシリーズ!!面白いっ。
これはほんとにそうだね。
その通りだわ。
人も同じだろうね。
ニワトリみていると、いろんな人とかぶるんじゃない?
私みたいなニワトリ、居ない?
けどさ、私、小さいとき母の職場で、高い木の上に住むように居るニワトリをいつも眺めていたよ。
だからニワトリって、訓練すると飛べるものなんだと思っていた。
SECRET: 0
PASS:
>空さん
ほんと、にわとりは、
人間とそっくりだよ。
鶏舎でエサをあげるとき、
いくつかのエサ箱にあげるのだけど
多くの鶏は、最初のエサ箱に、
殺到して、押し合いながら食べて、
一部の鶏は、先に次のエサ箱で待っていて、普通に食べて、
少しの鶏は、とりあえず止まり木にいて、みんなが食べ終わってから、ゆっくり食べる。
空さんは、止まり木で待つタイプだよね。(^ε^)
ほんと、にわとりは飛べるんだよね。
僕も見たときはビックリでした~。