毎週日曜日の朝に放映している、
スーパー戦隊や仮面ライダーなど、
昔からある正義のヒーローが活躍するテレビを
子ども達がかかさず見ている見ている。
自分の子どもの頃もそうでしたが、
やっぱり正義のヒーローはかっこいい。
でも、最近、
このテレビを見ていて思うことがある。
正義のヒーローが活躍するためには、
敵対する、悪の存在が必要になり、
また、悪が存在する為には
悪にやられる弱者の犠牲が必要だということ。
そして、弱者は感情移入しやすい、
人間であるということ。
正義のヒーロを
強く引き立てようとすればするほど、
悪のキャラも強く引き立てる必要があり、
その分の弱者の犠牲が必要になってくる。
逆にいってしまうと、
感情移入しやすい弱者の犠牲を作り出せば、
正義のヒーローが作れるということ。
人類の歴史の中では
何回も正義の名の下に戦争が起きている。
そして、正義の戦争の背景には、
きっと多くの弱者の犠牲が存在している。
本当の正義の意味は、
人の道にかなって正しいこと。
弱者の犠牲の上に立つ正義が
人の道にかなっていることなのだろうか?
この世の中には正義も悪もない、
あるとするならば、
それは人の心の中だけ。
正義か悪かと考えるまえに、
まずは中立な立場で、
物事を考える必要があるのだと、
スーパー戦隊や仮面ライダーを
見ているとよく思うこのごろです。
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