今回のキーワード
★かえって成果があがらない
ご褒美をあげるとかえって成果があがらなくなる
アメとムチのモチベーション2.0が人に与えるマイナスの影響。
2つめの影響がかえって成果があがらなくなること。
絵を描くことが好きな子どもが、絵を描くのが楽しいことから、ご褒美をもらうために絵を描くことに変わったとき、楽しくてただ好きで絵を描くことが目的だったものが、絵を描ことでご褒美をもらうことが目的になってしまう。
”楽しい”・”好き”を目的としたモチベーション3.0の行動は、自分自身の探求心や興味、成長を伴うものだから、ある意味、常に目的は達成されることはない。
行動した分だけ、気づきがあり、そして、また課題もうまれる。
画家が何枚も絵を描き続けるのは、創造するものに完璧な完成がないからだと思う。
しかし、ご褒美を目的としたモチベーション2.0の行動は、”ご褒美”を得られるか得られないか?行動の目的が明確になっている。
その、目的が達成されなければ、ご褒美をもらえずガックリして、もう”諦める”という考えになり、それ以降の行動はうまれない。
逆に目的を達成したときは、ご褒美をもらえ一瞬の喜びと達成感が生まれるが、次の行動になると、またご褒美がもらえるかどうか期待をしたり、前回と同等価値のご褒美では満足できなくなったりしてしまう。
短期的にみれば、モチベーション2.0の方が成果が上がるが持続性がない。
しかし、長期的にみれば、モチベーション3.0の方が継続性があり成果が続きやすい。
仕事などでも、社員に短絡的な成果を達成させるよりも、長期的なビジョンを共有させた方が、結果として成果が上がるのかもしれませんね。
続きを明日書きます。
コメント