たった ひとつぶ のお米でも|二宮金次郎の幸福論

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★2つの楽しみ

たった ひとつぶ のお米でも

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食う楽しみとつくる楽しみここに一粒の米があるとする。すぐにこれを食ってしまえば、それは、ただの一粒。この一粒だが、もし推し譲ってこれを蒔き、秋の実りを待ってから食えば、百粒食ってもまだ余りがある。これこそ万世かわらぬ人道なのだ。

たった一粒の米をいま食べて食欲を満たすか、それとも、未来への種とするのか。

いまの資本主義では、どうしても欠乏主義になっている。

欲を満たすための商品が売られ、その欲を作り出すために、欠けているところを指摘してくる。

もっと豊かに、もっと幸せになるために。

という感じできっと、今の欲を満たすことが、1粒のお米を食うこと。

でも、今の欲を満たすことを少し我慢して、1粒を食べるのでなく、1粒を田に蒔けば、秋の実りには100粒以上のものになる。

種が実りになるまでの時間をどう捉えるのか。

1粒をいま食べれば、いまだけが楽しく、1粒を田んぼに蒔けば、100粒に実るまでの、プロセスも楽しめる。

たった1粒のお米でも、その捉え方次第で、未来は大きく変わるものだと金次郎は伝えているのだと思います。

続きを明日書きます。

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