勝とうと思うから負ける|二宮金次郎の幸福論

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★敵も味方も

勝とうと思うから負ける

二宮金次郎幸福論のマインドマップ
いま、川水を引いてこれを何万町歩の田にそそぐとした場合、水がすぐ海に流れ込んでしまうのと、灌慨して田を養ってから海にはいるのとで、川水の分量にはもとより増減がない。金勝とうと思うから負ける。勝とうとしなければ負けることもない。

何かが不足していたり、何かが満たされないとと思うから、人は勝ち取ろうとするのかもしれない。

たらいの水は、自分の方へとかき集めようとすると逃げてゆくが、相手の方へ推しやろうとすればするほど不思議なほど自らに返ってきてしまう。

もし、すべての資源・エネルギーが、たらいの水だとするならば、相手から勝ち取るよりも、まずは相手に与えることで、自然と返ってくるものなのかもしれません。

本来、すべては満たされている。

勝ち取り奪い合う一方的なものではなく、与え与えられる循環で、この世は成り立っていると最近は思います。

続きを明日書きます。

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