前回の記事で書いてきた
煩悩の火を消し去るというタイトル。
これも手塚治虫氏の「ブッダ」より言葉をいただいた。
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手塚治虫 手塚治虫のブッダ救われる言葉より 光文社知恵の森文庫より
あれは煩悩の火だ。
ボンノーって何さ。
人間の欲望の火が燃えとるのじゃ。
・・・・他の人間をみなさい。
みんなメラメラと燃えているだろう。
出世の欲、商売の欲、ぜいたくの欲、
大食いの欲、名声の欲、なまけ欲、
そんなのが燃えあがっとるんじゃ。
そうとも、人間はだれしも欲望を持っとるからな。
その火は恐ろしいぞ。
いまに身をほんとうに焼きつくすぞ。
文明が進むにつれて人間の欲はつのり、
その煩悩の炎はどんどん大きくなり・・・
その炎のためにさまざまな悲劇が起こるじゃろう。
そして、やがて世界が滅びてしまうじゃろう。
人間が長生きしたければ、煩悩の火を消すがよい。
それはいっさい欲をださず、自然のままに生きることじゃ。
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今回の原発の震災、まさにこのとおりではないか。
僕ら人類が今回の震災からなにも学ばずに、
自分には関係ないからと行動を改めず、
今までどおり電力を使い続けるには
どうしても能力が高い原子力発電所が必要になる。
しかし、そのままでは煩悩の炎が
どんど大きくなってゆき、
その先は、、、、
空気・電気・ガソリン・ガス・水・食物・・・
それらすべてはエネルギー。
そのエネルギーはすべて地球が僕らにくれる恵み。
そのエネルギーをゼロから人間は作ることができない。
そのエネルギーを自ら作り出したものと勘違いし、
そのエネルギーを我欲のままに使い続ける人類。
もうそろそろ煩悩の火を消し去るとき、
その時、きっと地球に感謝をすることができ、
毎日生きているという幸せを見つけることが
できるのだと思う。
今日も1日ありがとうございました。
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