なぜ人は農を営むのか?|ほどほど食っていける百姓入門

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なぜ人は農を営むのか?

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戦後、日本は農のある生活から、農業を産業へ、農業を強くするために、シフトチェンジをした。

そのため、少量多品目を作っていた小規模農業から、大量単一品目を作る大規模農業へと変わった。

大規模農業になれば、機械化、効率化、土地の有効活用が出来るようになり、作物も大量に作れ安定供給が出来るという理由で。

その結果、作物は大量に供給出来るようになったが、その反面、作物の単価が下がってしまい、農業は苦しい産業になった。

いま、TPPの関係で、農業がクローズアップされ、また、農業を産業として強くしようとしていると思う。

では、強い農業とはいったいどんな農業なのでしょうか?

おいしい作物をつくり、海外へ輸出することが、強い農業ですか?農業で稼げれば強い農業ですか?

最近、自分自身が思うことが、農業を産業として強くしていこうと思えば思うほど、自然も大地も人の心も歪んでしまうのではないかということ。

僕らが農を営むのは、大昔から自分達が生き続ける為に必要な生命エネルギーを作りだすこと。

でもいつのまにか、生きる為に必要なのが食べる生命エネルギーではなく、お金のエネルギーにすり替わってしまった。

農業を強くすることも大事かもしれないが、それ以前に、自分達がなぜ農を営む必要があるのか?その事を1人1人が考え直す時期なのだと思います。

日本から食べものがなくなってから、気づくのでは遅すぎるのだから。

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