ヴィジョンクエスト~自然の中で自分と向き合う~

 引き続き、本田健さんの

 ”ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカ編”

 ハリーのセミナーの最後にケンが体験をしたのが
 
 ヴィジョンクエスト。

 
 ヴィジョンクエストとは、

 アメリカの原住人が人生の節目に行っていた儀式で

 自分の人生のヴィジョンを求めて、

 1人で何日間も飲まず食わずで
 
 原野を走り回っていたもの。

 ケンはハリーのセミナールームから離れて、

 森の中を歩き湖の辺で自分と対話をして

 新たな気づきがあったようだ。

 そして、このヴィジョンクエストと似たような事を、

 自分もうつ病の克服の為にやっていた事を思い出した。

 だいぶ、症状が軽くなっていたころ、

 それでもまだ日中に自宅にいると、

 どうしてもネガティブな思考がグルグルまわるので、
 
 思いきって外に出ることにした。

 
 その時は、友人からオートバイを借りて、

 埼玉県の秩父の山奥まで走っていき、

 林道の終点にバイクを止め、そこから1時間程度歩いて

 荒川の源流になるところまでよく行っていた。

 
 この場所は森の奥深いところで、
 
 勢いよく流れる滝があり、

 マイナスイオンたっぷりの場所。

 いつも平日の午前中に行き、

 ほとんど誰もいないその場所で、

 半日ぐらいボーッとしていた。

 
 その自然の中でただ1人、

 山・空を眺め、

 川と滝の音を聞き、

 大地や森のにおいを感じ、
 
 自然の演出をただ感じているだけで、

 不思議と前向きにば考えができたり、

 とてもパワーが貰えた。

 
 そしてある時、こんな事も感じた。

 それは目の前にある滝を見ていたとき、

 この滝の水は荒川に合流して、

 そこから約170km先にある海に流れている。

 もし、この流れ落ちている

 水滴1つが人間1人だと例えたらどうなるだろうか。

 川は自然の流れで海にたどり着く。

 川の上流は細く流れがとても速く、
 
 川の下流は広くゆっくりと流れていく。

 そして水滴はその流れに逆らうことは出来ず、
 
 いつか必ず海にたどり着く。

 きっと人間も一緒なのだろう。

 人間は時間という流れの中で生きている。

 上流は激流もあるけれど、最後はゆったりと流れる。

 そして、いつかはその流れが止まり

 死というゴールへたどり着く。

 その流れは止めることも出来ないし、

 また、逆らうこともできない。

 ただ、淡々と流れていくだけ。

 でも、人はその流れの中で、

 ポジティブに生きることも、

 ネガティブに生きることも、

 それは自分で選択出来る。

 であるならば、決まった流れの中で、

 精一杯楽しんで生きた方がいいのではないだろうか。

 どうせ流れは止められないし、

 海までの距離を延ばすこともできないのだから。

 そんな事を感じたとき、

 自分の悩みがものすごく小さいことだと思えた。

 
 自然の中で、ただ1人自分と対話をすると、

 ほんと色々な大きな気づきがあると思う。

 人間はやっぱり自然界の生き物であり、

 自然と共存して生きてきた動物なのである。

 今、文明が発達して自然と共存する事を

 感じる事が難しいかもしれないが、

 都内からでも2時間ぐらい車で走れば、

 とてもすてきな自然が沢山ある。

 そこで自分と対話してみると、

 普通では感じないようなことを

 感じたりできるかも…

 
 現代版のビジョンクセストとは

 そういう事なのかなと思う。

$人生を楽しもう!!

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 今日も1日ありがとうございます。


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