ネガティブ依存にシフトしたわけ

 引き続き、本田健さんの

 ”ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカ編”

 前回の記事でも書いたが、

 うつ病になる前の自分は

 ポジティブ自立の位置で仕事をしていたと思う。

 この本のなかで、ハリーがケンに伝えた言葉の中で、

 自分がうつ病になるきっかけ、

 すなわち、ポジティブ自立から極度のネガティブ依存に

 無意識に移動していった理由が書いてあった。
 

 自分は以前、 ITのネットワークエンジニアとして働き、

 上司・同僚・お客様にも大変恵まれて気持ちよく働いていた。

 そして、その働きがたぶん評価されたのだろう、

 わりと早い段階で40人のメンバーを管理する立場の仕事を任された。

 その仕事も最初は順調に進んでいるな~と思い始めたころ、

 リーマンショックが発生した。

 それから仕事の質が一変した。

 長年、お付き合いあるお客様から、

 いきなり契約打ち切りの話しがあったりして、
 
 自社に余剰人員が急激に増えていった。

 その為、会社も自社の危機を乗り越える為に、

 業務方針が極端な”成果主義”にシフトしていき、

 急激なポジティブ自立へとシフトしていった。

 まあ、社員のモチベーションを上げる為にも、
 
 当時の会社の反応としては正常だったと思う。

 でも、自分自身は、その時から会社の社員に対する
 
 見かた・接し方にものすごく違和感を感じていた。

 ハリーは言う

 「会社でうつになってしまう人。

  彼らは能率優先の社会とのバランスをとろうとして、

  無意識の綱引きをやっていることに気づかない。」

  
 この言葉を読んで、あーなるほど!!と深く思えた。

 自分は会社の超ポジティブ自立と

 バランスをとうろとして綱引きをしていたのだ。

 それが違和感として感じていたのだ。

 そして、結局バランスを取りきれず、

 自分自身のバランスを崩していって、

 自分が会社と対極の
 
 極度のネガティブ依存へシフトしていったのだと。

 そして、ハリーはこうも言っている。
 
 「病気になるときは、本当に大切なものに気づくチャンスでもある。
   
     そして、新しい生き方をするきっかけになることが多い。」

 今の自分にとって、

 この言葉ものすごく勇気がもらえる。

 そして、ものすごく理解できる。

 自分は、自分がうつ病になったこと、

 社会・会社・上司などが悪かったとは一切思っていない。

 みんな、自分が会社に復職出来るよう協力してくれた。

 でも、自分はその時、そんな思いに応えることができず、

 結局、会社を辞める選択をした。

 会社を辞めた直後は後悔の日々だった。

 でも、今の自分は、あの時、会社を辞めてよかったと思っている。

 きっと、あのまま復職していたら、またうつ病になっていたと思う。

 それは、当時の自分は、

 まだ本当に大切なものに気づけていなかったから。

 この後、ハリーは大変すばらしい言葉をケンに伝えている。

 その事は、また明日書きたいと思います。

$人生を楽しもう!!

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 今日も1日ありがとうございます。


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