2年半前ににうつ病になり会社を休職して、
1年後の休職期間満了により退職。
それから父親との別れ。
この間を振り返ってみると、
色々な事があったけど、
今の自分は、病院に通院もしていないし、
抗うつ薬も飲んでいない。
そして、半年前くらいから思考も感情も落ち着いてきて、
ネガティブ事を考えることが少なくなってきた。
なので、以前からそろそろ社会復帰もありかなと思っていたけど、
何かが足りていない、気づいていないと感じていた。
その事を深く考えてみたら、それは、
「自分は、なぜうつ病になったのか?」という疑問だった。
うつ病になった当時は仕事が多忙で忙しく、
毎日深夜に帰宅して早朝出勤する状況でストレスが多かった。
この多忙さが原因でうつ病になった。
精神科の先生もこう言っていた。
たぶん、それも1つだろう。
でも、これは外側の現象だけでしかなく、
問題の本質ではないと思っていた。
だった、自分以外に同僚たちだって、
同じように多忙であり、
きっと同じようにストレスがあったと思う。
それなのに、自分だけがうつ病になり動けなくなった。
こう考えてみると、やっぱり自分のどこかに
問題があったのだと思っていた。
そして、その問題に気づき、きちんと整理が出来ないと、
このまま、社会復帰をして自分にストレスがかかり始めると、
また、うつ病を再発するのではと恐れもあった。
この問題を解くヒントが石巻へ炊き出し
ボランティアに行ったときに見つかった。
自分は炊き出しボランティアの時、
悲惨な状況を自分の目で見て、その状況を感じ、
多くの人から当時の悲惨な状況のお話を聞いた。
炊き出しボランティアということもあり、
自分がお話した人たちは、
みなさん、家を流され大切な人を失い、
避難所で生活を余儀なくされていた。
それなのに、とてもみなさん素敵な笑顔をしていた。
この時まで、自分は素直に笑顔を表現できないでいた。
だって、自分はうつ病だと思っていたから。
環境的・経済的・精神的にも辛かったであろう、
被災者のみなさんが素敵な笑顔でいられるのに、
どうして、自分は笑顔を表現できないだろうと感じた。
その疑問を感じたときに、気づいた事があった。
それは、「現実に対する受け止め方」の違いだと。
自分がお話した被災者のみなさんは、
あの恐ろしい震災の事をきちんと受け入れていて、
これからの復興へと前進するだけだと強い意志を感じた。
それなのに、自分はうつ病になった事実を
まだ、どこか受け入れる事が出来ておらず、
どこかで否定をして後を向いていた。
その現実の受け止め方の違いは
どこにあるのだろうと思ったとき、
それは、人の心の強さや
現実に対しての感じ方や考え方に
違いがあるのではと思った。
この時、自分はこの【心】の事を
学ぶ必要があると直感で感じた。
そして、帰ってきてから心理学の学校を探し、
7月から日本メンタルヘルス協会で心理学を学ぶことにした。
それから2ヶ月間、心理学の事を学んできた。
そして、いまこの時の自分は、
うつ病になった問題が解決できたと思っている。
長くなってしまったので、
続きはまた書きます。
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