農業という仕事の対価とは・・・Part3

前回の記事の続き

農家オーナーの百姓の仕事の考え方を聴いてから、

農業の仕事の手伝いをするようになった。

ここの農家さんは、1つの野菜を大量に作るのでなく、

多品目の野菜、年間50種類以上の野菜を有機栽培している。

これだけの多品目の野菜を化学肥料・農薬を一切使わずに、

自然の仕組みをうまく活用して野菜を栽培している。

そのため、除草・防虫など人手がかかる仕事が沢山ある。

だから、最初の日に手伝ったのはひたすら草むしりだった。

鎌を使って、畑の中の草をひたすらむしる・むしる・むしる。

途中で、自分は何をやってんだ~なんて、思いもしたけど、

とりあえず、むしる・むしる・むしる。

そうすると、だんだん、そのむしるという行為が楽しく感じる。

まるで、ランナーズハイみたいな感じ。

そして、自分の担当した列が終わって、そこを見返すと、

雑草で緑の列だったところが、きれいに土の列に変わっている。

なんだか、そのとき、とても達成感があったな~。

そして、その日の仕事の対価として、

そこで採れた畑の野菜と卵をもらった。

畑仕事は日が暮れたらもうできないので、

夕方過ぎには自宅に帰宅して、

今日の自分の給料(野菜)を家族にみせた。

そしたら、子ども達が、

「すごーい、おいしそう~」と素直な反応をみせた。

そして、その野菜と卵を使って、

夕食をつくり家族で食べたら、子ども達が、

「おいし~。この野菜どんなところで作っているの?」

と味覚を感じておいしいと言い、

その野菜を作るという事に興味を示した。

自分としても、今日1日草刈りを

がんばった仕事の対価としての野菜なので、

その仕事を家族が認めたくれたようで、

なんだかとてもうれしかった。

この時、思ったことがある。

前職のIT企業で仕事をしていたとき、

それなりに給料をもらって銀行口座に振り込まれていた。

もちろん、そのお金を使って生活をして旅行をしたりして、

間接的には子どもの笑顔をみることができていた。

でも、その仕事の対価としてのお金を直接的に

子どもが純粋によろこんでいただろうか。

そして、そのお金の源の仕事に興味を示しただろうか。

そして、本当の仕事ってなんだろうか。

そんな疑問を感じ始めた。

続きは明日書きます。

$人生を楽しもう!!


コメント

タイトルとURLをコピーしました