フォトリーディング34冊目
【タイトル】
心時代の夜明け
【著者】
衛藤信之
【本を読む目的】
ゲシュタルトとは?
離別感とは?
【感想】
たぶん、人により感じることは違うと思いますが、
自分はやっぱり右側の絵の欠けているところが気になると思う。
これがゲシュタルトの考え方。
人は完璧なものと対比をしたとき欠けているところが気になる。
そして、その欠けている事を気にしているときは、
完璧でないがゆえに欠けているところを
ネガティブな視点でみてしまうという。
先の絵であれば、図の作り間違えじゃないかとか、
パワポの図なので、図の設定を最上面に指示していないとか、
そんな感じで、欠けているところをポジティブな視点で
見ることは難しと思う。
これは、別の人から聞いた話なのだけど、
神様は人間を創造する時にあえて欠けた状態にしたという。
なぜならば、完璧な人間を創ってしまうと、
人は個人個人が自分本位の生き方をしてしまい、
人を助けるということをしなくなるから。
ちょっと古いが、3年B組金八先生が言っていた
人という字は人と人が支えあって出来ている。
この考え方もきっと同じではないだろうか。
そして、この考え方で大切なことは、
人が人を助け合っていくということではなく、
人は誰もが欠けた存在だということ。
自分も妻も子どもも社会的に偉い人も、
必ずどこかが欠けてているということ。
特に自分自身の欠けたところはよく見えてくると思う。
自分の長所と短所をあげなさいと言われると、
きっと短所の方がたくさん出てくると思う。
これは、自分の欠けているところだけに、
フォーカスをしているからかもしれない。
いまの社会、
この欠けているところを欠点ととらえて、
そこの穴を埋めようと個人個人が
努力をしているのかもしれない。
もしかしたらそれがストレスになっているかもしれない。
でも、そもそも人間は欠けた存在なのだから、
その欠けているところを個人が埋めることができない。
まずは、その欠けているところを
自分自身が認めることだと思う。
それから、相手の欠けているところを否定したり責めるのではなく、
自分の欠けていないところで補完をしてあげればいいのだと思う。
それが繋がってくると最終的には大きな○になる。
こんな感じに、
神様、金八先生、この2人が
言いたいことはこういうことなのかなと思う。
人は誰もが不完全なもの。
だから、完璧なThe Bestを求め続けるより
自分自身のMy Bestで十分であり、
その事を受け入れること。
その大切さを教えてくれる本です。
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