33/100冊目(累計81冊目)
【タイトル】
会社組織が蘇る。職場系心理学
【著者】
監修:衛藤信之
作画:ナカタニD
【本を読む目的・キーワード】
心を学ぶことで
会社組織と成果主義
社内でのコミュニケーション
企業のメンタルヘルス対策
★交流分析
勝ちと負け
価値観の対立
3日の命
【感想】
昨日の記事からの続き。
長く一緒に生活をすると、
なぜか、パートナーと無意識でドッジボールの
コミュニケーションパターンになってしまう。
付き合っていた時は、相手を意識して、
言葉と気持ちのキャッチボールをしていたのに、
長く1つ屋根の下で一緒に生活をすると、
パートナーの存在が当たり前になり
パートナーに意識を向けなくなる。
そして、それと同時にパートナーは自分の事を
お互いにわかっていてくれると思い込んでしまう。
これがコミュニケーションがズレる2つめの理由。
多くの人は、言葉を発する前に、自分の心や思考の中で、
その言葉になるまでのイメージをしている。
それを相手に伝える必要があるときに、
言葉に出して相手に伝えている。
例えば、夫がのどが渇いていたとする。
夫の心の中では、
「のどが渇いたな~、なんか飲みたいな~、
おっ妻がちょうど台所にいる。そうだお茶をいれてもらおう。」
と、心の中でイメージをしてから、
妻にいう言葉が「お~いお茶!!」の一言だったりする。
でも、妻は台所で他の用事をしていたりするので、
いきなりの「お~いお茶!!」だけの言葉に、イラっときて、
あつ~いお茶を、ドンっと夫の前に置いたりする。
それを知らずに飲んだ夫は、「あつい」と言って、
ドッジボールの試合が開始される。
では、この夫は会社などの社会の中で、
自分が、のどが渇いた時、会社の人に
「お~いお茶」と言うだろうか。
おそらく、
「すいません、今のどが渇いているので
お茶をいただけますか?」と言うと思う。
家の外では、「お茶をいただけますか?」と言うのに、
家の中では、「お~いお茶!!」になってしまう。
夫は、自分の”のどが渇いた”という気持ちと、
早く”お茶が飲みたい”という気持ち、
妻が理解してくれていると一方的に期待をするから、
「お~いお茶!!」の一言になってしまう。
もし、奥さんにも、
「のどが渇いたから、お茶を飲みたいのだけど、
いま、頼んで大丈夫かな?」と言えたら、
奥さんは、あつ~いお茶を入れるだろうか。
パートナーと長く一緒に生活をしていると、
パートナーが自分の気持ちを理解してくれていると
勝手に期待をしてしまう。
そして、勝手に期待をしてしまうから、
パートナーに伝える言葉から、、
”素直な自分の気持ちを”を省いてしまう。
その結果、パートナーに自分の想いが伝わらない、
だけど、勝手に期待をしているものだから、
”なんで解ってくれないの!!”と相手を責め、
無意識のうちにドッジボールを開始してしまう。
夫婦・親子、毎日同じ屋根の下で寝て起きて、
共に食事をして時間を共有している。
だけど、夫だって、妻だって、
そして、2人の間の子どもだって、
1人の人格をもった人間。
どんなに一緒に過ごしたところで、
わかり合えることもあれば、
わかり合えないこともある。
だから、自分の素直の気持ちを、
きちんとパートナーに伝える必要があるのだと思う。
続きを明日書きます。
マンガでわかる 会社組織が甦る! 職場系心理学 (じっぴコンパクト 62)/ナカタニD.
¥800
Amazon.co.jp
コメント