昨日の記事の続き
普通な行動が出来ないようになり、
会社の近くのメンタルクリニックへ
初めて行くことに。
住宅街にある小さなクリニック。
だけど待合室には沢山の人。
しばらく待ってから、
お声がかかり、いざ診察室に入る。
そこの診察室は白を基調とした立派な
洋館のような部屋だった。
そして、自分は立派なソファーに座り、
微妙な距離感をおいて先生が対面した。
今思うと、自分が辛い状況なのに、
この豪華な診察室は正直キツかったと思う。
そして、大した前置きもなく、
下記のような診察??をした
先生:「どうしたの?」
自分:「今の状況を説明」
先生:「どこの会社?」
自分:「xx会社です。」
先生:「xx会社か~、君と同じ会社の方、
他にも沢山うちで受診をしているよ。
そうとうストレスが多い会社なんだね。」
自分:「はあ。。。」
先生:「君はいま軽いうつ病だね。早く薬を飲んで治した方がいいよ。」
そこで先生は自分の机の引き出しから、ごっそりと薬を出して、
先生:「今の君にはこれとこれがいいかな、・・・
とりあえず、この薬を1週間飲み続けてみて、
そして、会社でどうしても辛いと思うときは、
こっちの薬を飲んでみて、これは即効性があるから。
でも、この薬を飲むと少し眠くなるから注意してね。
また。来週きて経過を教えてね。」
そんな感じの初診だった。
今思うと、仕事中に気持ちが辛いからといって、
薬を飲んで辛さを改善させても、仕事中に眠くなっては意味がない。
家に帰ってから、妻にもらってきた薬を見せたとき、
妻に「ほんとうにこの薬を飲むの?」と言われたことを
今でも覚えている。自分の中でもためらいがあったけど、
でも、自分はもらった薬を飲んだ。
それはなぜか?
それはこの窮地から薬を飲むことで脱出できるのであれば、
薬を飲むことで普通に朝を迎えられるようになるのであれば、、
この薬を飲むことで楽になれるのであれば、、
そんな薬に過大な期待をしてしまったから、
薬を飲んだのだと思う。
この記事は当時の日記を
見直しながら書いています。
その日記にはこう書いてあります。
「医者に行ったけど、今の現状は何も変わっていない、
でも、薬を飲んで変えられるのなら、、、」
現状を変えたいという、すがる気持ち、
すなわち依存する気持ちが
医者から薬に変わっただけだった。
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