前回の記事の続き
先日の宮島先生のセミナーの中で、
「病気は戦うものではなく、その症状から気づくものである
そして、病気と戦おうとするとそれはストレスになる。」
という言葉があった。
まず第一に今の病院のあり方が、
多くは対処療法が主となっている。
例えば、かぜをひいて熱がでたとき、
医師がその症状を観察してから、
その症状を抑えるために薬が処方され、
かぜの症状を抑えようとする。
では、かぜをひいて熱がでたという症状、
そこから気づくものはどんなことだろう。
体は体内のウィルスと戦っている時に熱を出す。
その熱により体がだるくなる。
鼻水や咳はウイルスを体外に放出する。
上記にようにかぜの症状を捉えた場合、
熱を抑えるのではなく、鼻水を抑えるのではなく、
まずはその症状をそのまま受け入れることだと思う。
そして、症状が治まるまでは、疲れた体を少し休めなさいという
体からのメッセージなのかも知れない。
病気の症状は気づくもの。
では、うつ病という病気の症状から
気づけることはどんなことだろうか。
当時の自分の症状を書いてみると、
1.行動が出来ない
2.物事を考えることができない
3.いつも不安な状態
4.後悔ばかりをしている
5.自分を否定している
6.自分を責め続けてる
そんな感じだったかな。
いま、上記のリストを考えたとき、
思いつくまま項目を挙げたのだけど、
この項目の順番を逆にしてみると、
その症状の本質が見えてくる。
自分を責め否定を続け、
見えない先の事を考え不安になり、
変えられない過去の事を考え後悔し
そんな思考と心の状態だから、
的確に物事を考えることが出来ず、
物事を考えることができないから、
実際の行動に移せない。
そして、そんな行動が出来ない、
自分の事を責め否定をする。
この負のスパイラルが、
自分の病気の時の症状だったと思う。
そして、この症状から気づけたこと。
それは、
「自分自身の事を認めて受け入れていない」
ということだった。
続きはまた明日書きます。
コメント