昨日の記事の続き
観念の上書きをするべく、
いろいろな人と会い行動をしていくなかで、
あるがままの今の自分でも大丈夫なのだ
ということに気づきはじめ、
その行動を友人にも展開していった。
そして、1人の友人に
今の自分の全てを打ち明けることにした。
彼はポジティブ思考で行動的で、
昔彼がやりたいと言っていたことを
今、実現をしていてバリバリ仕事をしている。
彼がポジティブで行動的、
病気になった自分はネガティブで消極的。
だから、病気になってから彼に会うのが怖かった。
今の自分を見たら嫌われると思っていた。
彼が会おうと連絡してきても、
仕事が忙しいから会えないからとか、
年1回の年賀状のやりとりも、
自分も仕事が忙しいけど、
お互い今年も頑張ろう!!なんて嘘を書いて、
その嘘と自分のギャップに苦しかった。
その彼に嘘をついていたこと、
今の自分の事を全て話すことにした。
彼に連絡して、
金曜日の夕方のとある街で待ち合わせ。
週末ということもあり、
これから家路に帰るスーツ姿の人。
これから飲みに行くスーツ姿の人。
自分も仕事をしていた頃も、
スーツを着てよくこのあたりを歩いていたな~
と感じながら待ち合わせ場所に行く。
彼が先に待っていた。
ビシッとスーツを着こなし、
いかにも仕事出来ます。っという感じ。
でも、自分はジーンズにシャツという感じで、
かなり対局的なイメージだった。
そして彼に声をかけた。「久しぶりと」、、
彼は自分の事を見てこう言った、
「今日は仕事休みか?
でも、それよりも何かあったのか?」と
自分は病気になってから、
殆ど食べる事が出来なくなり、
体重を10kgぐらい落としていた。
だから、彼はやせた自分を見て、
驚いたという感じだった。
そしてお店に入り、
彼に今まで経緯、嘘をついていたことを全て話した。
彼は黙って話を聴いてくれた。
自分の話が終わった時に、
「そうか~大変だったな。
でも、俺は今日、お前と会えて嬉しかったよ。
それに、お前が会社で管理職であろうと
家で主夫であろうと、お前はお前だろう。
俺はそのお前と友達でいたいと思っているよ。」
という感じで、彼は全てを受け入れてくれた。
そして、彼が昔のエピソードを話してくれた。
それは彼が単身海外に渡ったときのこと、
彼は本場の英語に苦しみ、
なかなか現地で友人が出来ないで悩んでいたときに、
よく自分の所に国際電話をかけてきていた。
その時に、昔の自分は彼にこう言ったらしい。
「無理に現地の人に合せようとするのではなく、
今までどおりのお前でいれば絶対に大丈夫だから。
自分の英語に自信をもって、少しずつ行動をして行こう。」
彼はこの昔の会話で少しずつ変化が出来たから、
その事を鮮明に覚えているとのこと。
そして、彼はこう言ってくれた。
「俺はお前から昔聞いた言葉を、
いま、お前に返しただけだからな。」と
それからは昔と同じように、
バカ話をしながら2人で楽しく
お酒を飲むことが出来た。
そして彼とのこの時間が、
とても楽しく、
とてもうれしい時間だった。
この時、自分の観念が上書きされた瞬間だったと思う。
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