うつ病は治る病気? Part8

昨日の記事の続き

観念の上書きをするべく、

いろいろな人と会い行動をしていくなかで、

あるがままの今の自分でも大丈夫なのだ

ということに気づきはじめ、

その行動を友人にも展開していった。

そして、1人の友人に

今の自分の全てを打ち明けることにした。

彼はポジティブ思考で行動的で、

昔彼がやりたいと言っていたことを

今、実現をしていてバリバリ仕事をしている。

彼がポジティブで行動的、

病気になった自分はネガティブで消極的。

だから、病気になってから彼に会うのが怖かった。

今の自分を見たら嫌われると思っていた。

彼が会おうと連絡してきても、

仕事が忙しいから会えないからとか、

年1回の年賀状のやりとりも、

自分も仕事が忙しいけど、

お互い今年も頑張ろう!!なんて嘘を書いて、

その嘘と自分のギャップに苦しかった。

その彼に嘘をついていたこと、

今の自分の事を全て話すことにした。

彼に連絡して、

金曜日の夕方のとある街で待ち合わせ。

週末ということもあり、

これから家路に帰るスーツ姿の人。

これから飲みに行くスーツ姿の人。

自分も仕事をしていた頃も、

スーツを着てよくこのあたりを歩いていたな~

と感じながら待ち合わせ場所に行く。

彼が先に待っていた。

ビシッとスーツを着こなし、

いかにも仕事出来ます。っという感じ。

でも、自分はジーンズにシャツという感じで、

かなり対局的なイメージだった。

そして彼に声をかけた。「久しぶりと」、、

彼は自分の事を見てこう言った、

「今日は仕事休みか?
 
 でも、それよりも何かあったのか?」と

自分は病気になってから、

殆ど食べる事が出来なくなり、

体重を10kgぐらい落としていた。

だから、彼はやせた自分を見て、

驚いたという感じだった。

そしてお店に入り、

彼に今まで経緯、嘘をついていたことを全て話した。

彼は黙って話を聴いてくれた。

自分の話が終わった時に、

「そうか~大変だったな。

 でも、俺は今日、お前と会えて嬉しかったよ。
 
 それに、お前が会社で管理職であろうと
 
 家で主夫であろうと、お前はお前だろう。
 
 俺はそのお前と友達でいたいと思っているよ。」
 

という感じで、彼は全てを受け入れてくれた。

そして、彼が昔のエピソードを話してくれた。

それは彼が単身海外に渡ったときのこと、

彼は本場の英語に苦しみ、

なかなか現地で友人が出来ないで悩んでいたときに、

よく自分の所に国際電話をかけてきていた。

その時に、昔の自分は彼にこう言ったらしい。

「無理に現地の人に合せようとするのではなく、

 今までどおりのお前でいれば絶対に大丈夫だから。
 
 自分の英語に自信をもって、少しずつ行動をして行こう。」
 

彼はこの昔の会話で少しずつ変化が出来たから、

その事を鮮明に覚えているとのこと。

そして、彼はこう言ってくれた。

「俺はお前から昔聞いた言葉を、

 いま、お前に返しただけだからな。」と
 

それからは昔と同じように、

バカ話をしながら2人で楽しく

お酒を飲むことが出来た。

そして彼とのこの時間が、

とても楽しく、

とてもうれしい時間だった。

この時、自分の観念が上書きされた瞬間だったと思う。

$人生を楽しもう!!


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