うつ病などの心の病気は、
治るものでもなく、治すものでもなく、
今までの生き方・考え方・感じ方を
変えていきなさい
という心からのメッセージ。
自分が、この心のメッセージに
気づけるきっかけになったのが、
「原因と結果の法則」という本を読んだ時だった。
この本を読んだ時に、自分が病気になった原因が理解できた。
この本を読むまで、自分が病気になった原因は
・夜遅くまで毎日仕事をしていたから、
・ストレスの大きい仕事をしていから、 などなど
という感じで、病気になった原因を仕事のせいにしていた。
でも、原因と結果の法則では、
いまの自分の現実や意識出来ていること(結果)は、
自分自身が作り出したもの(原因)。である。
だから、自分が病気になったのも、
実は自分自身が作り出したもの。
この考え方が出来るようになったとき、
病気になったのは仕事(外側)の問題ではなく、
自分自身の心(内側)の問題という事に気がついた。
でも正直、この考え方を素直に受け入れることは難しかった。
それは、今までの人生を否定されるように感じたから。
だけど、もう引きこもりの生活から抜け出したいと思った。
だから、自分自身と徹底的に見つめ合った。
今思うと、自分自身と見つめ合うことは
生まれてはじめての経験だったと思う。
自分自身と見つめ合って、
今の自分が思った事や感じた事を紙に書き出していった。
そこに出てくるのはネガティブワードのオンパレードだった。
自分はダメだ、落ちこぼれだ、価値がない・・・
自分自身が欠点だと思っていることばかり出てくる。
それでも書き続けているうちに、
子どもの「パパはパパだからね」の言葉を思い出した。
そしてその時、1つの疑問を感じた。
子どもは、父親である自分の事をダメだと思っているのだろうか。
自分は一体、何と比べてダメなのだろうか。
何と比べて価値がないと感じているのだろうか。
その疑問を感じ続けた時、
自分の1つの思考癖というか固定観念に気がついた。
それは、
「自分は今まで人から見た視点を基準にして生きていた」
というものだった。
この自分の固定観念こそが、
うつ病になった本当の原因であり、
多くのストレスを感じる本質だったと思えた。
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