うつ病は治る病気? Part3

前回の記事の続き。

うつ病などの心の病気は、

治すものでもなく、

治るものでもなく、

自分を見つめ直して、

生き方・考え方・感じ方を

変えていきなさいということだと、

今は感じている。

当初、メンタルクリニックに通ったときは、

うつ病は治る病気だと信じていた。

だけど、結果的には治せなかった。

それは、うつ病が治るという定義を、

うつ病にかかる前の元の自分に

戻ることだと考えていたから。

そして、この考え方に大きな矛盾があり、

うつ病が再発しやすいということだと思う。

それはなぜか?

それは、うつ病が治って、

以前の自分にただ戻り、

そしてまた、ストレスを受けたら

同じ事を繰り返してしまうから。

よくうつ病になりやすい人の性格として、

真面目で几帳面で責任感が強い人。

多くを自分で背負い込んでしまう人。

上記のような性格の人が陥りやすいという。

自分もこのタイプの性格の人間。

でも、どうしてこのタイプの

性格の人がうつ病になりやすいのか。

それは、その真面目な性格のために、

人よりも多くのストレスを受けてしまうから。

日常で起きる色々な事象にはストレスは存在していない。

実はストレスは自分自身が作り出しているもの。

例えば、子どもがガラスのコップを落として割ったとする。

たぶん、子どもには割れてしまったという事実があるだけで、

その事実にはストレスは存在していないと思う。

ストレスがあるとすれば親から怒られるということ。

でも、この事実を親の視点に立って考えてみると、

子どもがケガをしていないか?

割れた破片が落ちていないか?

という心配だったり、

親が忙しい時間だったら。

この忙しい時にどうしてよけいな事をするの?

と感じたり、そのコップが超高級品だったら、

なんでよりによってこのコップを割るの?

と子どもに対しての怒りに変わったりする。

コップが割れたという1つの事実に対して、

子どもよりも親が受けるストレスの方が大きい。

それは、親の方が色々な経験や体験があり、

その事実の背景(高級なコップ)を知っていることや

事実からの先の予測をする知識があり、

(例えば破片が落ちていればケガをする)

色々な感じ方や受け止め方をしてしまうから。

そして、うつ病になりやすい人は、

上記の例でいうと親の視点の人。

1つの事実に対して、

必要以上に責任を感じてしまったり、

自分のミスが許せなかったり、

相手に助けてと言えなかったりする人。

そんな自分の思考グセや価値観が、

自分の中に徐々にストレスを生んでくる。

だけど、真面目で責任感が強い性格だから、

そのストレスをはき出すことをせずに、

どんどん積み重ねてしまい、

最後にうつ病になってしまう。

だから、

僕はうつ病は治す病気でないと思っている。

ただ、病院に通い、薬を飲み続けて、

落ちた気持ちだけを回復させたとしても、

そのストレスを生み出す

自分の思考グセや価値観を変えなければ、

その病気から抜け出す事ができないのだと思う。

うつ病などの心の病気は、

治すものでもなく、

治るものでもなく、

自分を見つめ直して、

生き方・考え方・感じ方を

変えていきなさいという

心からのメッセージだと思う。

僕も、まず病気の状態を自分を受け入れて、

そのメッセージから学べる事は何か?と

考えて答えを見つけだしたとき、

初めてうつ病を克服出来たと思った。

そして、克服出来たと思ったから、

人前で当時の事を話すことができたり、

こうやってブログに当時の事を

書けているのだと思う。

明日、自分の見つけた答えを

書いてみたいと思います。
$人生を楽しもう!!


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