少し話題を変えて農業の話。
先日、僕が働いている農家の近くので開催された、
農業系のセミナーに初参加してきた。
セミナーの内容が「野生動物から田畑を守る!」
30人程の部屋に、
おじいちゃん、おばあちゃんばかりの受講生。
いつも受講しているセミナーとの
違和感を感じながら講師のお話を聴いてきた。、
いま、里山で動物達による
作物の被害が広がってることご存じですか?
収穫直前の野菜などを、
動物たちが食い荒らし、
一晩で畑が全滅するという。
今、僕が働いている農家でも、
トウモロコシを収穫時期に
はくびしん、あらいぐまの
被害にあったことがある。
この被害の対策として、
ただ、動物を捕獲することのではなく、
まず、動物の心理と行動を理解したで、
的確な対策を施すことで、
畑を守れるという話だった。
こう書くと
動物たちが悪いという感じになるが、
そもそも動物たちは里山の平地で暮らしていた。
その後、人間が里山に進出して動物たちの
生活圏を山の中に追いやったのがことの始まり。
でも、まだ、里山に人々が暮らしていた頃は、
人が山と畑をきちんと管理してたから、
動物たちもおとなしく山の中で暮らしていた。
だけど、里山での高齢化と過疎化が進み、
山と畑を管理できなくなってきた現在、
山は荒れ、遊休地が茂み、里山には、
人間の食べるものが豊富になった事により、
動物達が里山に降りてきたのが現実。
講師の人はこう言っていた、
作物の被害に遭うと、
ほとんどの人が動物を殺せという。
でも、殺すことは簡単だけど問題解決ではない。
問題の根底は、里山から人がいなくなったことであり、
そして、里山にも残飯などのゴミが、
動物の食べ物として存在していること。
人間の都合で一方的に殺すことよりも、
まず、人間の環境を戻す事が先決です。
と言っていた。
僕もそうの通りだと思った。
いま、里山にいる人は高齢者ばかりで、
山は荒れ、遊休地は茂っています。
人が再び管理をしていく必要があります。
もし、この管理をお仕事に変えられたなら、
また、多くの人が里山に戻ってこれ、
動物たちと共存できるだろうな~と思った。
コメント
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都会で飽和状態になっている若者が、山に入れば一番いいように思うんだよね。
体力と時間があるんだし。
先人が命を懸けて育てた山が放置されている。
育ちすぎた杉の山には、他の生き物が住めなくなっちゃう。
手入れされないで放置されている杉山には、蚊も居ないのだそうです。
住めないんだよね。
まずは、国産の杉の健全な流通が必要。
そして、山の生き物たちが住める環境を復活させる。
人も生き物も、「何かの都合」で飽和状態になったら、不健全になっちゃうんだよね。
どこかで風穴が空いて、空気が流れれば、少しずつ戻っていくと思うんだけどな。
ポクの将来の夢は、秩父で山を買って自給自足することなんだよ。
カッコイイでしょ。
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>空さん
ポク君の夢、とってもいいね~。
今度、秩父に理想の場所を
探しに行っても楽しそうだね。
杉も増えすぎて問題なんだね。。。
人が放置したことにより
里山では生態系が崩れ始めている。
このままでは、作物を作ることだって、
難しくなってしまうと思う。
もっと、多くの人が自然に興味をもって、
自然の問題の事に気づく事ができて、
少しでも行動を起こすことができたら、
少しずつでも変わることができるのだろうな~
いつもコメントありがとう。