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【タイトル】
思考の整理学
【著者】
外山 滋比古
【本を読む目的・キーワード】
朝飯前とは
書くこととは
★忘れることとは
【感想】
自分の脳をどのように使っていますか?
日本では6歳から義務教育が始まり、
高校を卒業する18歳までの12年間、
大学に行けば16年間、
いろんな知識をインプットしていく。
そして、インプットの成果を問うために、
テストであり受験があったりする。
多くの人は情報をインプットして、
それを記録した暗記したりするために、
脳を情報の倉庫のように使ってしまう。
もちろん、それは大切な事だけど、
IT技術の進歩により、
クラウドで情報を記録出来るようになり、
固定された数式や文字であれば、
その結果や関連情報を
ITが簡単に結果を導きだす。
記録という観点では、
脳を遙かに超えた技術が身近な存在となり、
倉庫としての脳は意味がなくなりつつある。
本来、脳は情報の保管倉庫ではなく情報を加工して
新しいものを作り出す工場である。
インプットする情報が原材料であり、
色々な情報が混じり合い熟成されることで、
新しいアイディアやひらめきが作り出される工場。
脳を過去情報の倉庫から、
新しい情報を作り出す工場へと
シフトしていく必要がある。
新しい情報の原材料となる
インプットされる情報は
良質なものを取り入れていく。
そのためにも、
過去の不要な情報は忘れていき、
良質な情報が入るスペースを
作り出していく必要があるのだと思う。
思考の整理学 (ちくま文庫)/外山 滋比古
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