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【タイトル】
この世の悩みがゼロになる
【著者】
小林 正観
【本を読む目的・キーワード】
太陽のような人に・・・
あえて負ける
今日という日は
★本当の仕事とは
人間関係の改善方法は
天才のつくりかた
究極のポジティブ思考
【感想】
先日、ニュースを聞いていたら、
30代未満の若者で就職難を理由にして、
自殺した人が2011年に150人いたという。
このニュースはとても考えさせられる。
就職出来ない事を理由にして自ら命を絶ってしまう。
もし、就職出来ないこと=生きる価値がないのであれば、
今の僕なんてこの世に存在する意義がないと思うだろう。
彼らはきっと何十社も何百社も面接を受けても受からず、
体力的にも精神的にも疲れてしまい、
試験の結果を全て自分マイナスに受け止め、
最後の命を絶ってしまったのかもしれない。
でも、これは完全に間違った思い込み。
多くの人は会社に就職することを目的としてまう。
また、大学や会社に就職するために勉強をしてきてしまう。
就職をする会社は
仕事をするための枠組みでしかない。
その枠組みのブランド名だとか、安定感、
また、枠の中にある給料とか福利厚生を
優先的に考えてしまい就職先を探そうとする、
当然、他の人も同じ事を考えるから競争が生じている。
これは出入口の法則から見ても矛盾をしている。
本当に必要なことは就職先という入口を探すのではなく、
自分が仕事を通してどんなことをしたいのか?にある。
仕事とは、自分を通して社会や人々に、
喜びや楽しみ、そして時間、
それらの価値を提供すること。
会社は仕事をする1つの枠組みだけであり、
仕事をするために必ずしも必要なものでない。
就職難を理由にして自殺してしまう人は、
仕事をするための枠組みが無いことを苦しみ、
仕事はあるのに命を絶ってしまっている。
僕はいま農業を仕事にしている。
この仕事ではお金をもらうのではなく、
労働に対して新鮮な野菜をもらっている。
以前、ITエンジニアで仕事をしていたころ、
それなりのお金をいただいていた。
そのお金を使って、子どもと食事を食べたり、
旅行に行っていたりして家族で楽しんでいた。
でも、妻と子どもは、
僕がどんな仕事をしているのか知らなかったし、
興味を持とうともしなかった。
そんな時、自分が病気なり、
病気のリハビリもかねて農家で働くようになり、、
その仕事の対価として野菜を家に持って帰ったとき、
妻と子どもが、「すご~い」と野菜に興味を示した。
家族で野菜を食べながら興味津々の子どもに
農業の仕事の話しをしているとき、
自分がITの仕事をしている時は、
子どもに仕事の話しをしたことがことや、
今日の自分の仕事の対価である野菜を、
子どもが笑顔で食べるのを見たとき、
本当の仕事とはなんだろう?と思えた。
この時に、自分の中で仕事の価値観が変わったと思う。
いま、僕は毎日ブログを書く事を仕事と捉えている。
このブログを読んでくれた人の中で、
1人でもなにか気づきがあるのであれば、
それは価値を提供したことになり、
収入はないけど立派な仕事になると思う。
仕事は社会や人々に喜びや楽しみを提供すること。
いま就職先は少ないかもしれないけど、
まだ仕事はたくさんある。
就職先が無く悩み苦しいときは、
ボランティアやアルバイトでもいいから、
人々に喜びや楽しみを提供している事を
意識しながらなにか行動してみるといい。
その経験を積み重ねることで、
本当の自分らしい仕事が見つけられると思う。
今日はどんな喜びや楽しみを提供できますか?
この世の悩みがゼロになる/小林 正観
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