最近、小学1年生の次男が昔から続いている
スーパーヒーローとか仮面ライダーにハマっていて、
一緒になってよく見ている。
その時に思うことなのだけど、
スーパーヒーローが存在する為には、
必ず悪役の存在が必要になり、
悪役が存在する為には、
その弱者が必ず必要になること。
弱者は同情が出来る人間である必要性があり、
弱者を悪から守るのがスーパーヒーローの立場になる。
そして、スーパーヒーローが強くなっていくためには、
悪役もまた強くなり、悪を引き立てる必要があり、
その為に、弱者はもっと弱者である必要がある。
ヒーローや正義を強調すればするほど、
悪役や悪も強調されていき、
その犠牲の弱者が必要になってくる
この正義の構図が、人間同士のリアルな
戦争を生み出しているのではないだろうか。
国と国、宗教と宗教、
お互いが我らの正義をかかげ、
その正義を信じて人と人が殺し合っていく。
正義 ←→ 悪
正しさ ←→ 誤り
常識 ←→ 非常識
自分の正義や正しさ、常識を主張しようとすると、
必ず誰かに悪や誤り、非常識を感じる必要がある。
また、その誰かにも、異なる正義や正しさが存在していて、
誰かもまた、自分を悪や誤り非常識と感じている。
そして、お互いの正義を主張するために、
お互いに同じ立場の弱者も存在している。
この正義と正義のぶつかり合いが、
口論にもなり戦争にもなっていき、
もっと、犠牲になる弱者が増えていく。
スーパーヒーローがヒーローであるためには、
ヒーローに倒される悪役が必要になるように、
正義を主張しようとすると悪が必要になる。
これは宇宙の二面性の法則。
だから、自分の正義を主張するための、
悪や間違いを必要とする前に、
まずは、ありのままの現実をよく観察して、
本当の正とはどんなことなのか?
そして、正の犠牲になっている弱者は何なのか?
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