善きエネルギーを発するために、
参考になると思う考え方 その19
”もっと幸せになろうと思わない”
とある調査期間の
世界各国の2010年の幸福度ランキングでは
日本は81位だそうです。
これだけ経済的・物質的に満たされた国なのに、
幸福と感じられないのはどうしてでしょうか?
僕の考えとしては、
今までの日本の社会システムに原因があると思う。
今までの日本の社会システム(資本主義)の考え方は、
人々が豊に幸せになられては困るのだと思う。
なぜならば、
社会は常に人々を欠乏状態にしておき、
もっと豊に、もっと便利に、もっと幸せを
もっとを満たす事を社会の目標として掲げることで、
人々の欠乏欲求をモチベーションにすること、、
そして、購買意欲を高めることで、
資本をまわしているからだと思う。
もちろん、経済が成長をしている時は、
同時に欠乏欲求も満たされ購買欲求も高まるので、
社会は相乗効果でまわるのだと思う。
しかし、経済成長が見込まれないときに、
人々が今までどおり欠乏欲求を満たそうとしても、
実際には欲求を満たされることができず、
異なる方法で欲求を満たそうとして、
それが過当競争や人々の争いへと発展していく。
なぜ、人は幸せや豊かさを追い求める求めるのか?
もっともっとを求めた先に何があるのだろうか?
電力エネルギーのもっともっとを追い求めた結果、
たくさんの原子力発電所が建設されてきた。
その結果、原子力発電所が作り出す
莫大なエネルギーを使うため、
今度はもっともっと電力を使え、電気がお得といい、
オール電化という考え方がうまれてきた。
原子力の莫大なエネルギーのメリットの影に、
放射能という破壊的なデメリットがあることを考えもせずに。
人々のもっともっとは
技術的・経済的成長のメリットがある。
しかし、その逆に、
人の心などの精神的な衰退の
デメリットもあると思う。
今の日本では、
人と人が殺し合うような内戦もなく、
電気・ガスなどエネルギーもあり、
毎日食べる事にも困る事もない、
とっても豊で幸せな国だと思う。
それなのに年間約3万人の人が
自らの命を絶つのはなぜだろうか?
どこかで、もっともっとと
幸せや豊かさを追い求め、
それが叶わないと思い込んだ瞬間に、
絶望してしまうのではないだろうか。
幸せや豊かさは追い求めることに、
自分のエネルギーを使うのではなく、
あたりまえの日常の中から
幸せと豊かさを見つけることに
自分のエネルギーを使っていくこと。
経済成長が期待できない今だからこそ、
その考え方が大切になると思う。
あなたの周りにある幸せはどんなことですか?
ファームカウンセリング 空
自然の中でカウンセリングしています。
ファームカウンセリング空のホームページ
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