システム2を起動させる|ファスト & スロー

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★システム2へのチェンジ

システム2を起動させる

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人は思考する努力を省きたいため、ありとあらゆる方便を頼ろうとする。

~トマス・エジソン~

人は簡単な結論にすがろうとする。

きっと、落ち込んでいると悩んでいるとき、そして、感情的になっているときは、システム1が導き出す短絡的な結論に疑問を感じることすらできないだろう。

だから、感情的になりカッとなって簡単に人を傷つけてしまったりする。

システム1に起因するエラーを防ぐためには、”原理的でに考えるならば、認知的な地雷原に自分が入り込んでいることに気づき、その兆候を見落とさずに、思考をスローダウンさせて、システム2の応援を求めればいい”システム1はパターン処理を得意とするもの。

だから、いつもワンパターンな生活や、ただただ受動的なことをしていると、システム2は休眠状態となり、システム1がヒューリスッティクなエラーを起こしても、システム2が作動せずに、実際の問題へと発展していく。

そのためにも、システム2は休眠状態にさせるのではなく、システム2を常に起動をさせておく必要がある。

システム1がパターン処理できないものは、システム2に処理を依頼するという仕組みからみれば、いつものパターンに少し違う要素を入れてみると、システム2が立ち上がってくる。

例えば、いつもの通勤ルートを少し変えてみる。

ひと駅先まで歩いて言ってみる。

など、日常のパターンに変化をつけることで、システム2は起動した状態になる。

そしてなにより、どんなことにも、興味と好奇心をもち、常識に流されるのではなく、疑問と探求心をもち続けることが、システム2の活性化につながるのだと思う。

きっと、人は誰もが全てを平等に与えられている。

でも、その平等に与えられたものを、どう使うのかは、その人自身に問われている。

システム1だけで流されるのも、システム2を使い考えることも、全てはその人の自由なのだとと思います。

続きを、明日書きます。

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