お米の遺伝子組み換えの必要性は?|タネが危ない

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★お米の力

お米の遺伝子組み換えの必要性は?


遺伝子組み換え種の大前提として、作物を効率的に育てるという考え方があり、効率的に育てるために農薬が必要であり、その結果、害虫抵抗性や除草剤耐性を作物に人為的にインプットしている。

和食にかかせない大豆は、現在、94%を輸入に依存し、うち、70%をアメリカから輸入をしている。

そして、アメリカの大豆生産の91%が遺伝子組み換え種である。

現在、お米の遺伝子組み換え種も開発中らしく、お米も大豆と同じ道を歩む可能性がある。

でも、その前に考える必要がある。

どうして、僕らの食文化で、お米が主食になったのか?ということを。

お米のルーツは8000年前の中国にあるといわれ、日本には3000年前に伝わってきたといわれている。

日本人は3000年間お米を食べ続けてきた。

それはどうしてだと思いますか?みなさんが毎日食べるお米。

お茶碗1杯分(約3000粒)のお米をつくるのに何粒のお米が必要だと思いますか?答は3粒。

春には3粒のお米が秋には3000粒のお米になります。

日本が米を主食にしたのは、稲の早い成長力と稲の種であるお米の高い栄養価と、長期保存性にあります。

今年も職場では無農薬でお米を育てました。

5月に種(米)を蒔くと発芽して、

6月には苗を田んぼに植える。

無農薬なので何回も雑草を除草をして、

送信者 Blogsy Photos

10月には収穫をむかえます。

農薬をまかない田んぼには、いろいろな昆虫たちが宿ります。

無農薬でお米をつくること。

確かに除草などで手間はかかり非効率なものですが、でも、お米は農薬がないと育たないものではありません。

また、僕ら日本人が3000年間、お米を食べ続けてきた理由。

成長力と生命力が高いお米。

そのお米の遺伝子組み換えてまで、人はお米になにをこれ以上に求めているのでしょうか?

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