すてきな3人ぐみ|絵本はこころの処方箋

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★すてきな3人ぐみ

すてきな3人ぐみ


【素敵な3人組のストーリー】

黒いマントの3人組。

あじとがある洞穴から出ると、多くの人から金、銀、財宝のお宝を盗み取っては、あじとに持って帰ってきていた。

だから、あじとにはお宝が沢山あった。

とある日、ひょんなことから、その日は、お宝ではなく女の子を、あじとに連れて帰ってきた。

あじとにある沢山のお宝を見て、女の子は黒い3人組にこう聞いた。

「まぁぁ、これ、どうするの?」3人組は、女の子の質問を聞いたとき、ひたいを集めてそうだんした。

だって、これまではどうするつもりもなかったから。

それから、3人組の行動が変わっていく。

【感想】

3人組は女の子に言われるまで、金銀財宝を盗むことを仕事にしていた。

それは、3人組は金銀財宝があれば生活ができると思っていたからかもしれない。

でも、女の子が質問をしたとき、3人組は、自分たちが何のために盗賊をしていて、何のために、沢山のお宝を手に入れてきたのか?そのことを問われたのだと思う。

これは今の社会でも同じことがいえると思う。

僕らはお金を稼ぐために働こうとする。

でも、これは手段価値であり目的ではない。

大切なのは、その仕事をとおして、また、得たお金をとおして、自分自身がどうなりたいのか?自分の目的価値を明確にすること。

そうすることで、手段が目的に、すり替わることはないのだと思う。

そして、3人組のように、相手の言葉を素直に受け入れ、自分自身で考えられる柔軟さも、必要なことなのだと感じました。

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