仕事の質を変えた魔法の質問 3

前回の記事の続き。

ここでみなさんに質問をします。

下記の状況をイメージしてください。

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あなたは、お客様の会社の通路を歩いています。

前方から知り合いの営業マンが急ぎ足で歩いてきます。

その営業マンは肩に携帯電話を挟み、話しながら、

胸ポケットに手を入れてゴソゴソしています。

電話の内容をメモを取ろうとしているようです。

あなたとすれ違う直前、

営業マンのボールペンが下に落ちました。

このときあなたはどうしますか?

$人生を楽しもう!!

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この話は、新人研修の時に使っていた話です。

自分にとっての魔法の質問

「その問題の主役は誰か?その主役が求める事は何か?」

前回の記事を例にすると、

社長が内線電話で依頼してきた内容は、

「エクセルが動かない」ということ。

なので、エンジニアである自分は、

当然、専門知識を活かしてエクセルを直そうとする。

しかし、ここに大きなギャップが存在する。

実は、社長はエクセルが動かないという事象を伝えただけであって、

本当の問題はエクセルを使って何かがしたかったのである。

例えば、エクセルで作った資料を印刷したいということ。

それなのに、エンジニアは一生懸命エクセルを直そうとする。

最初、社長は待ってくれると思うが、時間が過ぎるにつれて、

社長は本来の問題が解決出来ずイライラし始める。

エンジニアはどうしても事象と技術的見解から

その問題にアプローチをする。

だから、エンジニアは自分に質問をする必要がある。

「この問題の主役は誰か?その主役が求める事は何か?」

そすると、問題の主役はエクセルではなく社長だと気づく。

そして、主役が求めている事を考える、

もしくは主役に質問をして問題の本質を定義すれば、

エクセルを直す以外にも代替案が見つけることができるようになる。

最初に書いた質問。

新人社員に答えを求めると、

だいたいの人はボールペンを拾ってくれる。

それも答えだと思う。

でも、ボールペンが落ちたのは事象でしかない。

ここで自分に魔法の質問をしてみる。

問題の主役は? 急いでいる営業マン

主役が求めるものは? 直ぐにメモを取りたい。

この答えが定義できると、違った行動も思いつく。

例えば、自分の胸ポケットに刺してある

ボールペンを書ける状態にしてその営業マンに渡し、

それからゆっくりボールペンを拾うとか。

たぶん、その方が営業マンにとってインパクトは大きいと思う。

ずいぶん長いこと書いてしまいましたが、

一言でいうと、問題解決においては、

自分・相手への質問により、

問題の本質を定義してから行動(解決)すること。

魔法の質問を読んで、その事を思い出した。

今日も1日にありがとうございます。


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