フォトリーディング47冊目
【タイトル】
考えない練習
【著者】
小池龍之介
【本を読む目的】
無知とは
仏道十善戒とは
【感想】
東大卒のお坊さんで
有名な小池龍之介さんの本。
いま、色々な刺激があるこの世界。
とくに、テレビやインターネットなどで、
ポジティブもネガティブも様々な情報が一瞬で入ってくる。
考えたことも無いけど、僕らはいったい1日に
どれくらいの情報の中で生きているのだろうか。
ニュースやラジオや天気予報、このブログだって、
読む人にとっては新しい情報の1つにもなる。
この外部からの情報が溢れる社会の中で、
無知な人が増えてきているという。
無知な人とは、学歴とか知識がない人の事ではなく、
今この瞬間の自分の感情や思考を知らない事の人をいう。
よく、ブログを書こうとした時に、
アメブロの右側に表示されている
1つのニュース記事が気になることがある。
例えば今であれば、
「iPhone4 sの原価が明らかに」という
見出しの記事があり、かなり気になる。
たぶん、ブログを書き終わったあと、
この後、このページへアクセスするだろう。
こうやって、1つの見出しだけでも、
気になってブログに集中できなかったり、
作業途中にその記事にジャンプしてしまったり、、、
ブログを書こうという思いが、
外側の情報の影響により変わってしまう無知。
そして、その無知の状況がひどくなると、
あれやこれや答えのない思考を繰り返す
思考病になってしまう。
思考病になると五感を感じる事が鈍くなり、
結果として心の充足感がなくなってしまう。
その為にも、いまこの時の思考や五感を
自分自身で感じることがとても大切だという。
また、心をコントロールするという観点で
仏道には仏道十善戒という自己ルールがあり、
その自己ルールにより煩悩を抑制するという。
自分は、No1~4までは守ることが出来ているが、
No5~9までは日常の中で無意識で行っているものもある。
このルールを守る為には、外側からの情報に対して、
自分の思考や心がどう反応するのか、
常に意識しておく必要があると思った。
いまの世の中だからこそ、
自分自身の五感の大切さを
教えてくれる1冊です
考えない練習/小池 龍之介
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