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【タイトル】
会社組織が蘇る。職場系心理学
【著者】
監修:衛藤信之
作画:ナカタニD
【本を読む目的・キーワード】
心を学ぶことで
会社組織と成果主義
社内でのコミュニケーション
企業のメンタルヘルス対策
交流分析
勝ちと負け
★価値観の対立
3日の命
【感想】
価値観が対立したときのアプローチ。
4つめは、
・自分の価値観とその意味を知る。
これは本に書かれていたことではなく、
僕自身の経験から感じた価値観の考え方。
多くの人は、自分自身の価値観は正しいと思い込んでいる。
でも、人生の中において本当に価値がある価値観なのか?
どうして、その価値観を持つようになったのか?
価値観が対立する以前に、自分が持っている価値感に気づき、
その価値を精査することが大事だと思う。
なぜならば、
生まれた時から価値観があったのではなく、
子どもの時の親の言葉や態度・周りの環境などから、
無意識で価値観を作り上げている可能性があるから。
人生を楽しく幸せに感じられる価値観であればいいが、
人生を苦しく不幸にになる価値観をもっている場合もある。
僕の以前の価値観に、
”大企業の中で偉くなって仕事をする”というものがあった。
実際に僕の父親は、その道の人生を歩んでいた。
だから、子どもの僕は父親を真似しよう、いや、
父親より高い位置に行きたいと思ったのだと思う。
実際に、僕はその価値観が行動の原動力になり、
一所懸命仕事をして、実際に大企業で管理職という
仕事をすることになった。
でも、その価値観は満たされることはなく、
”もっと上へもっと上へ、父親を超えろ”と訴えかけていた。
そして、そんな価値観の期待に応えることもなく、
僕は病気になって会社を辞めることになった。
それから毎日、猛烈な自己否定に駆られた。
そして、この自己否定をする根本にあったのが、
”大企業の中で偉くなって仕事をする”という価値観だった。
会社を辞めて仕事をしていない自分という事実に対して、
「お前は何をやっているんだ?、もう存在価値が無い」という
感じのメッセージを自分自身に言い聞かせていた。
価値観に沿って生きているとき、
その価値観は行動のエネルギーになる。
でも、価値観から事実がズレてしまったとき、
その価値観は心に刺さる刀のような存在になる。
特に周囲の環境に依存する価値観、例えば、
「偉くなりなさい」・「いい大学に行きなさい」
「良い子でいなさい」・「~しなければ幸せになれない」などなど、
周囲の環境や視点により作り出させる事に価値観をもつと、
それは諸刃の刃として心の中に存在をしてしまう。
実は、相手と価値観が対立したとき、
自分自身を否定してしまうようなときは、
自分の価値観に気づく時なのかもしれない。
その自分の価値観が正しいと思い込み、
相手を否定しようとする前に、
どうして自分は、その価値観に価値があると感じるのか?
と自分に問いかける事ができれば、
価値観の対立を少なく出来るのではないでしょうか。、
マンガでわかる 会社組織が甦る! 職場系心理学 (じっぴコンパクト 62)/ナカタニD.
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