昨日の記事の続き
メンタルクリニックで受けた、
初めての心理カウンセリング。
そこの心理カウンセリングで行うのは、
認知行動療法を目的としたもの。
認知行動療法を一言で言ってしまえば、
色々な問題やストレッサーに対しての、
自分の価値観や固定観念にパターン(認知)に気づき、
事象の受け止め方を変えていこう(行動)
とうものだと自分は思う。
当時、カウンセラーから認知行動療法の説明を聞いた。
その病院での認知行動療法のやり方は、
自分が持っている認知は、自分が子ども時の親からの言葉や
自分なトラウマ的な経験から、今の認知に至っている。
だから、自分の過去の事を思いだし、
その認知パターンに気づけることで、
認知を変えることができるというものだった。
今の自分は心理学などを勉強しているので、
このカウンセラーが言っていた事は正しいと思う。
でも、そのカウンセリングの中でのセッションが、
当時の自分にはキツかった。
そのカウンセラーは認知行動療法の説明を終わってから、
カウンセラーが手元に持っている質問表みたいなものをベースに
今から過去の事を順番に思い出すような質問をしてきた。
当然、質問をされるからその事を思い出しながら答えていく。
そして次の新たな質問をどんどんしてくる。そんな感じだった。
だから、45分ぐらいのカウンセリングが終了した時は、
もう、思考的にも精神的にもかなり疲れていたと思う。
今だから思えることだけど、
当時の自分は、その時の今の時間が苦しかった。
確かに、その苦しみを生んでいるのが、
自分の過去からの認知パターンだったかも知れない。
だけど、今が苦しいのに、過去の嫌な体験などを質問されたところで、
苦しさが増えていくだけだったような感じがした。
そしてなにより、そのカウンセラーは質問表に書かれていることを
事務的な口調で質問して、自分が言った答えをオウム返しするだけで、
クライアントとのラポール(信頼関係)を築こうとはしていなかったと思う。
でも、当時の自分は病院や薬にすがりたかった。
病院に行き、薬を飲み続ければ負のスパイラルを抜けられると思った。
だから、医者の言われるがまま、病院に通い薬を飲み、
カウンセラーの言われるがまま、カウンセリングを続け、
結局、2ヶ月ほどその病院に通院しながら仕事を続けた。
でも、ある時、薬やカウンセリングの効果よりも、
仕事でのストレスがピークに達してしまい自分が破綻した。。。
今だから思えることだけど、
ここの病院との関わりの中で大切な事が
病院も自分も完全に抜けていたと思う。
コメント