昨日久しぶりに映画を見に行った。
見てきた映画は、太平洋戦争時代、
日本の連合艦隊司令長官の山本五十六の話。
太平洋戦争開戦前の日本は、
世界恐慌の煽りをうけ、社会的な閉塞感に陥り、
そして、政治もコロコロと首相が変わる状況だった。
まるで今の日本社会情勢と一緒のように。
当時の日本は、その閉塞感を打開する手段として、
ドイツとイタリアの3国同盟を組み対外戦争を展開することで、
経済復興が出来るとマスメディアが国民を煽り、
国民もまたこれを信じていたようだ。
ただ唯一、山本五十六をはじめとする、
一部の海軍省の人間だけが、
戦争するということは自国にも戦火が広がること、
アメリカとの戦争に勝ち目がないこと、
そして、平和を維持する為に軍隊が存在していること、
を主張をするが、戦争の火ぶたが落とされしまう。
この映画をみて感じた事があった。
それは山本五十六が若い新聞記者に言ったことば、
「自分の目と耳と心で大きな世界をみなさい」ということ。
当時の日本は、戦争する事が打開策だということを
政治もマスメディアも展開をしていた。
そして国民もその事を信じてしまった。
もしかしたら、
今の日本も同じ事が言えるのかもしれない。
そんな事を感じました。
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