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【タイトル】
会社組織が蘇る。職場系心理学
【著者】
監修:衛藤信之
作画:ナカタニD
【本を読む目的・キーワード】
心を学ぶことで
会社組織と成果主義
社内でのコミュニケーション
企業のメンタルヘルス対策
★交流分析
勝ちと負け
価値観の対立
3日の命
【感想】
昨日の記事の続き。
人には3+5のキャラクターがあり、
そのキャラクターを通して、
言葉を発したり、言葉を受け止めている。
このキャラクターには、人ぞれぞに優位のキャラがあり、
そのキャラクターのズレが、
コミュニケーションのズレになり、
近ければ近い人ほどズレが大きくなる。
このズレが顕著に表れるのが、
夫婦関係や親子関係だと思う。
たとえば、
あなたは3歳ぐらいの子どもがいるお母さんだとします。
あなたは、きれい好きで、いつも部屋は片付いています。
いま、子どもと一緒に出かけるために、
あなたは出かける準備を忙しくしています。
その一方、子どもは部屋中に積み木を広げて、
なにやら一生懸命つくっています。
そして、子どもがこう言いました。
「お母さん、みてみて、
こんなに高く積み木が積みあがったよ!!」
この時、あなただったらどう答えますか?
おそらく、きれい好きのお母さんは
こう答えるのでないだろうか。
「出かける前になにやっているの・・
もう出かけるのだから早く片付けなさい!!」
子どもは、「ショボ~~ン」とする。
子どもは、”積み上がった積み木”をみて、
お母さんに言葉をかけた。
それなのに、お母さんは、”部屋中に散らかった積み木”をみて、
子どもに言葉を返した。
お互いに、優位なキャラと見ている視点もズレているから、
コミュニケーションがズレてしまっている。
ここで大切な事は2つあると思う。
まず1つは、
きれいな部屋が好きなのは、お母さん自身の問題であって、
子どもはそんな事を問題としていないということ。
その上で、2つめが、
「お母さん、みてみて、こんなに高く積み木が積みあがったよ!!」
の言葉の背景に、子どものどんな気持ちが込められているのかを
お母さんは感じとること。
昨日の記事の、「ねえねえ、私か作ったカレーおいしい?」と
「お母さん、みてみて、こんなに高く積み木が積みあがったよ!!」
これらの言葉には、ある気持ちが込められていて、
その気持ちを、わかってほしくて、
彼女や子どもの言葉として表現されているもの。
本当のコミュニケーションとは、
一方的な言葉を交わすものではなく、
双方の気持ちを言葉を通して伝えあうこと。
そのためにも、
相手の言葉の裏隠れている、相手の気持ちに気づく事が、
本当のコミュニケーションの始まりになる。
続きを明日書きます。
マンガでわかる 会社組織が甦る! 職場系心理学 (じっぴコンパクト 62)/ナカタニD.
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コメント
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「部屋をきれいにする」の裏にあるものは・・・というブログも読んだことがある(笑)
答えは優越感らしい。
。。。と、それは余談だけど、
意識がそういうところにいってると、
子供はさみしく感じてしまうね・・・。
うちは部屋が散らかっているから安心(^^ゞ
ってそういう問題じゃないか(^^ゞ
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>雅子さん
なるほど~。
部屋をきれいにしたい気持ちは
優越感なんだね。
この間、妻と子どもの
部屋をきれいにしない合戦を見ていて、
”子どもの部屋がきれい”の状態と
”妻の部屋がきれい”の状態が
異なっているから合戦になっていると思えたんだ。
結局、”部屋がきれい”というのは、
自分自身が満たされる理想な部屋の状態なんだよね。
だから、優越感になるのかな。
あ~、僕も部屋を片付けなければ・・・
いつも、コメントありがとう。!!