石巻での炊きだしボランティアの最終日。
その日は、高台にある
とある女子校での炊きだし。
高校がある高台の地区は
津波の被害はなかったが、
その下の地区は
津波により全て流されていた。
その高校の体育館が避難所となっており、
体育館で多くの方が生活をしていた。
その一方で、学校も再開されていて、
多くの学生が通学をしていた。
学校の正面玄関で炊き出しの準備。
その光景をみる学生が、
「おいしそ~」「ウインナー食べたい~」
といいながら僕らの準備作業を見ていました。
しかし、僕らの炊き出しは、
避難所で生活している方へ提供するもので、
通学している学生は対象外でした。
そして、学生たちもその事を理解していました。
お昼になり避難所の方々への
食事を提供を開始。
その光景をみた近所の人達も集まり、
1時間で100名以上に提供を続けました。
しばらくして、食事をとりにくる人が落ち着いた頃、
学校の校長先生から1つのお願いがありました。
「もし、食材にゆとりがあるようでしたら、
ぜひ、学生達にも食べさせてやりたいのです。
学生は通学は出来ていますが、家に帰れば、
彼女らもまた被災者なのです。」
僕らの活動の最終日ということもあり、
薪も食材にも残りがあったので、
学生達への追加分の食事をつくり、
校内放送で炊き出しをアナウンスすると、
一気に学生が来てしまうと言うことで、
口コミで広める作戦が開始されました。
すごい勢いで口コミが広がり、
すごい勢いで学生達は走ってきて、
他のみんなが食べられるように
食べる量に気をつかいながら、
「うどんがちょう~おいしい~」
「ウインナー あの日以来 はじめて食べた~」
普通のうどんと
普通のウインナーを
16歳ぐらい女の子が
とっても嬉しそうで幸せそうな顔して、
おいしそうに食べていました。
いま、16歳ぐらいの学生が、
普通のうどんとウインナーを
嬉しそう 幸せそうな顔して、
食べる光景が見られるだろうか?
「いただきます」しっていますか?
続きを明日書きます。
ファームカウンセリング 空
自然の中でカウンセリングしています。
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