人文・思想

人文・思想

毎日の繰り返しのなかで・・|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★毎日が初日 毎日の繰り返しのなかで・・ 枯れ葉が庭に落ちるのにたとえると、毎日落ちるのは天道で、これを掃くのが人道だ。掃くそばから落ちる。これが自然というものではないか。落ちるから叉掃く、これが作為というものではないか。...
人文・思想

いまから仏になること|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★仏になること いまから仏になることる 生きているときは人で、死んで仏になると思うのは間違っている。生きているとき仏であるから死んで仏になるのだ。生きているときに人で、死んで仏になるわけがない。生きているとき鯖の魚が、死ん...
人文・思想

知識だけは空論になる|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★知ること 知識だけは空論になる 世人の著わす書物は、多く空言である。身を修め家を整える書物はまだ聞いたことがない。また荒れ地を開墾し衰村を復興する書物を聞いたことがない。廃国を興す書物などは、なおさらだ。みな、いらずらに...
人文・思想

物語りを楽しむこと|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★ストーリーを楽しむ 物語りを楽しむこと すべてはいまここにある。そして、いまここにあるものは、各々の物語りの積み重ねである。 先日、子ども達を連れて久しぶりに東京ディズニーランドに行ってきた。 人気のアトラクションに乗る...
人文・思想

お米の実る時期は・・・|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★お米の実り お米の実る時期は・・・ お米が実る時期は12ヶ月のなかで1ヶ月間だけ。 あとの11ヶ月は準備期間。 実りとはそういうものだ。 収穫の秋にお米が田んぼに実る。 送信者 SORA先日、ファームでも稲刈りを行いまし...
人文・思想

たった ひとつぶ のお米でも|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★2つの楽しみ たった ひとつぶ のお米でも 食う楽しみとつくる楽しみここに一粒の米があるとする。すぐにこれを食ってしまえば、それは、ただの一粒。この一粒だが、もし推し譲ってこれを蒔き、秋の実りを待ってから食えば、百粒食っ...
人文・思想

0と1の違い|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★0と1の違い 0と1の違い 春植えて秋のみのりを願う身はいく世経るとも安さ楽しさ 春に種を蒔くから、秋に実ることを願い、それがまた楽しみでもある。 もし、種を蒔くときに、確実に実りがあるとわかっていたら、そこには願いも楽...
人文・思想

願いが叶わない理由・・・|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★願うこと 願いが叶わない理由・・・ 願うことが叶わないのでなく、できないことを願っている。 田んぼに稲の種を蒔いたのに、その田んぼで麦を収穫したいといくら願ったとしても、それは叶わないこと。 なぜならば、田んぼに稲の種を...
人文・思想

手間と恵みと|二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★恵みと手間 手間と恵みと 恵みを感じるには、手間が必要になる。 毎日食べるお米を恵みと感じるか、それともただの米と感じるのか、同じ米でも感じ方が違う。 以前の自分であれば、毎日食べるお米に、なにかを感じることはなかった。...
人文・思想

心 と 田んぼ |二宮金次郎の幸福論

今回のキーワード ★心を耕すこと 心 と 田んぼ  「田の草はあるじの心次第にて、米ともなれ荒れ地ともなる。」 田んぼにも稲以外の雑草がはえる。 面倒くさがり田んぼの手入れを怠れば、そこは雑草の荒れた田んぼになり、丹念にコツコツと雑草を抜い...